2.1.3 簡単なステップに分ける

前のレッスンでは、夢を実現するコミュニケーションの「柱」がわかりました。

でもここでまだ問題があります。

具体的にどうやって、この柱を学べばいいのでしょうか?

「友達との会話」や「日本の文化を説明すること」だと、まだまだハードルが高いかもしれません。

「どこから始めればいいんだろう?」

「全てをやろうとするとちょっと難しそうだけど・・・」

と思いますね。

その気持ち、分かります。実は「柱」を一度に全て学ぼうとすると難しく感じます。

でも全てを一気に学ばなくてもいいんです。

忘れないでください。

マッスルメモリーを鍛えるために、今の自分ならできそうなことから始めるのがオススメです。あまりに難しいことだと、失敗して上達しません。

「柱」のマッスルメモリーを鍛える秘訣

「柱」のマッスルメモリーを鍛えるためには?

baby steps」というより簡単なステップを踏んでいきます。

この「baby steps」を一歩ずつしっかりと踏むことで、あっという間に新しいコミュニケーションのスキルを身につけます。

「柱」を「baby steps」に 分けるって??

実は、コミュニケーションスキルや会話のトピックスはそれぞれ、小さなステップに分けることができます。

「英会話の基礎」というYouTubeの人気無料講座で教えたように、

「友達との会話」は一つではなく、

1.挨拶

2.相手の調子を聞く

3.相づちを打つ

4.関連のあることで返答する

5.関連のある質問をする

6.会話を締めくくる

という6つの「Baby Steps」があります。

今までの「英コミの溝を乗り越える方法」で教えたように

1.外国人と話しやすい場所を見つける

2.その場所に行って、話すきっかけを作る

3.相手が話したいかどうかを確かめる

4.質問を1回する

5.相手の答えに返答する

6. また質問をする

という5つの「Baby Steps」もあります。

「友達同士の会話」を一気に学ぶより、「Baby Steps」に分けて1つずつ学ぶ方が楽そうですね。

「柱」を「Baby Steps」に 分けるのが難しそうかもしれませんが、

ちょっと練習すれば自然とできるようになります。

では早速始めましょう!

あなたの「Baby steps」を見つけましょう

まずは、先に身に付けたい「柱」を1つ選びましょう。

「初対面の人と2回目会えるように、連絡先を交換すること」を例とします。

1.その柱の場面を細かく想像してください。

日本語で話している場合のそれぞれの発言、気持ちを具体的に想像してください。

例えば、

「明治神宮で観光客と話していて、気が合いそうです。相手は東京の他のところも見にいきたいと言ったから、案内してあげたい。そのために連絡先を交換しないといけません。」

2.それぞれの発言を順番通りに書いてください。

ここで、実際のやりとりを想像することがカギです。ただのフレーズを言うのではなく、お互いの気持ちの変化、反応や表情をイメージするのが重要です。

例えば、

いきなり「連絡先を交換してください」と言えば相手を不安にさせてしまうかもしれません。だから尋ねる前に「よかったら、案内します!」

次に、相手が「嬉しい!」と言ってくれた場合、連絡先を尋ねます。でも直接「連絡先を教えてください」と言ったら、少し冷たいし命令形になるので嫌な気持ちになるかもしれません。だから「Facebookをやってますか?」と尋ねます。

次に、相手が「うん!」と言ってくれた場合、「友達申請してもいいですか?」と尋ねます。

最後に、「また連絡しますね!」と言ってお別れをします。

3.発言が伝わるメッセージを横にご記入ください。

コミュニケーションは言葉を発するだけでなく、メッセージを伝えることです。

だから、それぞれの英語のフレーズを調べるのではなく、そのフレーズが意味するメッセージを伝える方法を学びます。

次は、それぞれのフレーズが意味するメッセージ ・目的を書きます。

例えば、

「よかったら、案内します!」

  • このフレーズの目的は、相手に僕とまた会いたいと思ってもらうことです。

Facebookをやってますか?」

  • このフレーズの目的は連絡先を尋ねる許可をもらうことです。

「友達申請してもいいですか?」

  • このフレーズの目的は直接連絡先を交換する許可をもらうことです。

これって、面白いと思いませんか?

普段難しそうで緊張する「連絡先を交換する」ことは、簡単な3つのステップに分けることができました。

もちろん緊張感はあるかもしれませんが、この3ステップならある程度はできそうな気分になりませんか?

あなたもこんな風に「柱」を「Baby steps」に分ければ、あとはステップを一つずつ踏んでいくだけでいいのです。

Baby Steps」に分ける必要性

このアクティビティーで他の重要なことに気づきましたか?

もし、「柱」までしか考えず、一気に学ぼうとしたら実際のコミュニケーションを学ぶ可能性がかなり低くなります。

さきほどの例だと、もし「相手との連絡先を交換すること」だけしか考えなかったら、

「連絡先を教えてくれませんか?」の英語のフレーズしか学ばなかったかもしれません。

他のコミュニケーションのステップ、相手との共感に気づかなかったはずです。

でもこのプロセスで

自然なコミュニケーションをイメージして、学べるようになりました。

必要なのは3分ほどの想像だけです。

すごく簡単ですね!

あなたの課題

今は、行動に移すときです。

まずは、先に身に付けたい柱を選んで、ここで学んだように「Baby steps」に分けてください。

世界とつながるワークブックに記入できるスペースがあります。

また、行き詰まった場合はぜひ相談室でシェアしてください。

シェアしていただければ僕との相談セッションを予約できるので、一緒に考えましょう。

応援しています!

じゃ・・・具体的にどう学べばいい?

これで自分の学べばいいことを見つけるレッスンが以上となります。

ここで学んだことを実践すれば具体的に何を、どの順番で学べばいいかがわかります。

でも、「実際に」使えるようになるように、具体的にどうやって学べばいいのでしょうか?

次のレッスンでご紹介します。