4.1 概要 – 相手の答えに温かくて自然な反応 – old

会話が弾んで自然と続いていく、英語で外国人とそんな会話をするカギは何でしょうか?

相手の答えに対して、コメントを返すことです。

そうすると、会話のキャッチボールが続きますね。

では、どうしたら会話が弾み、続いていくようなコメントを返すことができるのでしょうか?

多くの方は、映画のような気の利いたセリフを思い描いて、「難しそう」「かなりの英語力がないと無理そう」

と今の自分と比べて遠すぎる、と考えてしまいがちですが、

実は、きちんとしたルールがあります。

そのルールを学んで実践してみると、あなたもいつの間にか

  • 会話が自然と弾む
  • 相手が喜んでくれる

コメントをとっさに言えるようになります。

良いコメントの特徴

どんなコメントでも会話のキャッチボールを続けることは可能ですが、

相手が喜んでくれる、会話が弾むコメントにはある特徴があります。

人は誰しも、自分の話をちゃんと聞いてくれる共通点がある人とより話したいと思うものです。

なので、良いコメントの特徴は、

  • 相手の話をちゃんと聞いている
  • 相手のことに興味を持っている
  • 相手との共通点がある

ことが伝わるコメントです。

このポイントを押さえておくと、より弾み、より長く楽しく会話を続けることができます。

コメントの良し悪しを決定的に分けるある要素とは?

どんなコメントがいいかを学ぶ前に、

どんなコメントが良くないかを知りましょう。

実は、あなたはすでにどんなコメントが良くないかを感覚的にわかっているはずです。

以下の例文を見ましょう。

A: Where are you from?

B: I’m from Turkey

A: That’s great!
Golf is a great sport!

ここの「Golf is a great sport」は、どう思いますか?

やっぱりおかしいですよね。

なぜかというと、

場面や会話と全く関係がないからです。

このような関係がないコメントをいうと、

あなたが相手の話をちゃんと聞いていない興味を持っていないというメッセージが伝わってしまいます。

良いコメントをするために欠かせないことは、場面や会話と関係があるということです。

では、具体的にどんなコメントが良いのでしょうか?

会話が続くコメントの仕方は大きく2通り

僕の経験上、会話が自然と続く、弾む可能性が高くなるコメントをするためには2通りの方法があります。

1) 自分の質問への答えをシェアする

相手に質問をして、相手が答えてくれた後、あなた自身もその質問への答えをシェアする、という会話のキャッチボールはお互いのことをシェアし合えるのでとても自然です。

例えば...

A: Where are you from?

B: Turkey

A: Nice, I’m from Boston.

A: What’s your favorite food?

B: I like Sushi.

A: Great! I like Hamburgers.

この会話では、 Aさんが相手の答えを聞いてから自分も質問に答えています。 

この流れには違和感が全くありません。

この返し方は自然である上、とても簡単な方法です。

質問をする前にコメントを準備しておけるので、相手の返答に関わらず、すぐに準備した返しを言うことができます。

2) 相手の答えに関連することをシェアする

相手の答えを聞いた後に、その答えに関連するあなたのことを相手にシェアする、というコメント方法です。

この方法は1)より、相手に「あなたの話を聞いている」というメッセージが伝わる会話が続きやすくなります。

相手との共通点も言えればより良いです。

相手が言ったことに関して自分の経験、意見、聞いたことなどを言いましょう。

例えば...

A:Where will you go next?

B:I'm gonna go to Asakusa.

A:That's great! Asakusa is a popular place.

ここで、Aさんは浅草について聞いたことを相手に伝えています。

A: What do you do for work?

B: I’m a website designer.

A: That’s cool! Web design is a pretty important job.

ここで、AさんはWeb Designという職業に対して自分の意見を伝えています。

この方法は、相手の話を聞いてから返しのコメントを考えるので、1)よりハードルがちょっと高いです。

でも1) より相手との距離が縮まる可能性が高いのでオススメです。

次のセクションでは2)のハードルを下げるコツを学びます。